お米の品種紹介

週末稲作りをはじめてから栽培した事のあるお米の品種を紹介!

ミルキークイーン

 

来歴:コシヒカリのMPU処理

草型:中間型

稈長:88.0㎝

穂数:486(本/m²)

耐倒伏性:弱

耐病性:いもち病・弱、紋枯病・中

千粒重:21.5g

 

ミルキークイーンは農林水産省の「スーパーライス計画」の中で誕生した低アミロース米です。コシヒカリに突然変異を誘発させる為のMNU(メチルニトロソウレア)を処理した後代より育成されました。

 

ミルキークイーンとの出会いは、農業研修をしている時に私の師匠である「農業生産法人(株)福地ハイランズの山田正隆さんの所で食べたのが初めで、「このお米、コシヒカリより美味いな~」と感じ、週末農1年目に作ったのがミルキークイーン。

そして、2年目以降から今日まで毎年作り続けているお米です。

お米を買ってくださるお客様からも好評で、「光沢があり、味が良く、柔らかく、粘りが強い」のがミルキークイーンの特徴であります。

コシヒカリ

 

来歴:農林22号×農林1号

草型:中間型

稈長:88.0㎝

穂数:404(本/m²)

耐倒伏性:弱

耐病性:いもち病・弱、紋枯病・中

千粒重:21.9g

 

日本米の王様。人気、味、生産量において長年日本一の座に輝いています。日本の米の作付け面積のうち3分の1以上がコシヒカリであり、美味しいお米の代名詞になっています。

 

2002年から2003年の2年作付けしました。

ミルキークイーンとは生育特性がほぼ同じで、病気には弱い品種なので肥料はもち米等の病気に強い品種に比べたら半分以下で済みます。

収穫量はミルキークイーンとほぼ同等か少し多め。

私のお米を買ってくれるお客様が、コシヒカリよりミルキークイーンの方がおいしいという意見が多い事から、2年で作付けを終了し、2004年以降、うるち米はミルキークイーンのみの作付けになりました。

あきたこまち

 

来歴:コシヒカリ×奥羽292号

草型:偏数型

稈長:78.0㎝

穂数:398(本/m²)

耐倒伏性:中

耐病性:いもち病・やや弱、紋枯病・強

千粒重:22.4g 

 

 2009年に休耕田だった所を借りて田植えした時に苗が足らなかったので、苗をもらって作付けをしました。

 

「あきたこまち」は、背が低くて病気に強い品種なのですが、そのようなタイプの稲は肥料を多く必要とする品種が多く、休耕田を復活させてはじめるにあたり、土が肥えている状態の所に植えてやるにはちょうどよかったです。

 

病気は出ませんでしたが、分けつをあまりしないようで、収穫量は少なくなりました。

 

自分の稲作りには「あきたこまち」は向いていないので、2009年の1年のみ作って以降は作付けしていません。

 

ヒメノモチ

 

来歴:大系227×こがねもち

草型:偏重型

稈長:86.0㎝

穂数:367(本/m²)

耐倒伏性:中

耐病性:いもち病・強、紋枯病・不明

千粒重:23.2g 

 

2010年から2012年の3年間作付けした、私が初めて作ったもち米です。

 

病気に強くて肥料を多く必要とする品種ですが、「たかやまもち」と比べると分けつが少なめで収穫量も思ったより少ない事から、2012年で作付けは終了しました。

たかやまもち

 

来歴: ミョウジョウより見出し

草型:中間型

稈長:76.0㎝

穂数:   (本/m²)

耐倒伏性:強

耐病性:いもち病・強、紋枯病・強

千粒重:21.7g

 

岐阜県が育成した品種で、飛騨地域を中心に栽培されています。

ミョウジョウの中から見いだされ選抜されたもち水稲で、岐阜県オリジナル品種です。

昭和48年に岐阜県奨励品種になりました。

 

私の田んぼでは2013年から作付けしております。

背が低くて病気に強い品種ですが、その分肥料を多く与えないと収穫量が少なくなるので、ミルキークイーンの倍以上の肥料を毎年散布しています。